看護師や保育士など、世の中には女性が中心となって活躍できる業種も少なくありません。こうした女性中心の職場に転職をする場合には、いくつか気を付けなくてはいけない点があります。
その一つが人間関係です。女性は男性に比べて集団で行動する傾向があり、職場の中で仲の良い人達だけのグループが形成されていることも珍しくありません。転職で後から入る人は、すでに出来上がっているグループに所属することができずに孤立してしまうケースもよくある話です。これが女性の割合が多い職場で人間関係を理由とした離職率が高い要因の一つでもあります。入職後のミスマッチを防ぐためにも、事前に自分の目で確かめてから応募の判断を行う必要があるでしょう。
長く仕事を続けていくうえでグループに所属することも大事なことですが、深入りをし過ぎることで別のグループとの溝を深めてしまうといった失敗例もあります。看護師のようにシフト勤務による交代制の仕事では、その時々で働く人が違うので特定の人とだけ仲良くするのは逆効果です。全ての人と距離を取れるようにしなくては良い人間関係は築けません。
また、全ての職場に該当するわけではありませんが、女性中心の職場ではお局と呼ばれる人もがいることもあるでしょう。こうしたお局の地位にあるキャリアの長い社員は職場での発言力や影響力が強く、仕事や人間関係でトラブルなどがあった時に助けてくれる心強い存在でもあります。挨拶などの基本的なコミュニケーションはもちろん、仕事上での信頼関係を築いておくことが重要です。